2009年1月12日月曜日

シナジスを受けないという選択

これもネットで調べていた中で見つけた記事なのですが、
極低出生体重児で生まれた自分の子供にシナジスを受けさせない、
という選択をした、という記事。


その理由として遺伝子組み換え技術による薬であること、
シナジスの効果がRSウイルスに罹患した際の重症化を防ぐ程度だ、


ということを上げられています。


そして、シナジスを受けないかわりに、外出を極力控え、
RSウイルスに対する感染のリスクを回避した、とありました。


気になったのは、シナジスのRSウイルス感染時の重症化を防ぐ程度だ、
という「程度だ」の部分です。RSウイルス感染症の症状を軽視している
発言になりますが、これは少し危険なのではないかと思いました。


RSウイルス感染は乳児の中では入院の最大の原因であるとも
言われています。また、早産児などでは重篤な細気管支炎や肺炎を
呈することもあり、中には人工呼吸管理が必要な症例もあるそうです。
そのような重篤な感染症であれば、重症化を防ぐだけでも十分な
有効性だと思うのですが・・・


しかも、その記事を書かれていたのは医療関係者の方のようでした。
シナジスのみならず、RSウイルス感染症自体の認識ももしかしたら
一致していない可能性もあるのかな、と推察してしまう記事でした。

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